エンジン水周りのオーバーホール(点検修理)
エンジン水周りのオーバーホール(点検修理)
エンジンの水回りの部品を図面と目視で確認します。
水回りの部品を取り外します。ラジエーター内部の腐食具合も確認します。エンジン内から出るクーラントの色、サビの混じり具合で大まかに判断できます。
カバーを外します。
パイプやホース類もすべて外し、ダメな部品を確認します。
サーモスタット、パッキン、ウォターポンプなど消耗品をすべて交換します。
元通りに組み上げます。
トラックが走ると風が当たりラジエータ内の冷却水は冷やされります。 冷えた冷却水はラジエータのホースを経由し、エンジン内にあるパイプ・ホース(ウォータージャケット)へと循環されます。 エンジン内に入った冷えた冷却水は、燃焼によって熱くなったエンジンの熱を奪います。 そしてエンジン内で水温が上昇し、エンジンの熱を奪った高温の冷却水はラジエータ内へともどり、また風に当たって冷やされます。 冷却水がエンジンとラジエータを循環する事で熱を奪い、ある程度の温度が保たれるのです。 水は100度で沸騰してしまいますが、エンジン内の水温は100度に達する可能性は非常に高いです。 沸騰した時に発生する泡は、密閉されている所で発生すると破裂し、ラジエーターを破損する可能性があります。 そこで、水が100度では沸騰しないように加圧しているのです。 ダンプカーなど土ぼこりの多い土地で使う車はラジエーターが土ぼこりでつまってしまい、冷却機能が落ちている場合があります。 そのままにしておくとオーバーヒートの原因になりますので、水道水をホースで流し、ラジエーターのコア(網目)を洗浄して下さい。 エアコンのコアも同様です、洗浄するとよく効くようになります。